妊娠から産後までの流れ
Step.1 妊娠初期 妊娠~妊娠3ヶ月
- 妊娠初期の定期健診:2週間に1回
妊娠と判断されましたら、まずは各市町村の健康センターなどで母子手帳をお受け取りください。
妊娠中は服薬やお食事は注意してください。よく分からない事などは、お気軽に当院までご相談ください。
また、安定期(妊娠5ヶ月)に入るまでは、2週間に1回の診察を受けましょう。
※急患はいつでも受付してますので、異常があるときは電話してご来院してください。
妊娠初期によく起こる症状
- 妊娠悪阻
つわりのことです。症状には個人差があり、全く普通に食事ができる人、空腹になると気分が悪く、かえって食欲が増す人から、水分さえ取れずに長期の入院治療を要する方までおります。
赤ちゃんに害のない薬を飲んでいただくこともあります。 - 切迫流産
流産になりかかっているという状態のことです。出血や腹痛、下腹の張りなどが主な症状です。
安静が大切で薬を飲んでもらうときもあります。この時期の流産は初めから赤ちゃんが弱いために流産することが多いので、超音波による診察で、赤ちゃんが元気であればあまり心配はないといえます。
Step.2 妊娠中期 妊娠4ヶ月~妊娠6ヶ月
- 妊娠中期(安定期)の定期健診:4週間に1回
妊娠安定期に入りましたら、4週間に1回の診察を受けましょう。
中期に起きる症状
- 切迫流早産
腹痛、下腹の張り、出血が主な症状ですが、この時期の流産は赤ちゃんが元気なのに子宮の入り口の締まりが悪かったり(頸管無力症といいます)、過度の子宮収縮のために起こります。安静にして、子宮の収縮を抑える薬を使用したりします。
Step.3 妊娠後期 妊娠7ヶ月~妊娠9ヶ月
- 妊娠後期の定期健診:2週間に1回
妊娠後期では、定期健診は2週間に1回の検診を受けましょう。
この時期には、お産のための入院の準備などを無理せず、少しずつ進めていただきます。主に準備いただくものは以下をご覧ください。
当院では入院時、最低限なものは用意させていただいておりますので、できるだけ少ない荷物で入院してください。
- 母子手帳
- 印鑑
- 診察券
- 新生児をくるむバスタオル 1枚
- お母さんの着替え用下着(季節にあわせて)
- 小銭
- 産褥ニッパー(腹帯のかわり)
- 経産婦さんで、前回のお産時に使用したもの(産褥ショーツ、哺乳帯、ナプキン等)
- リップクリーム
基本個室となります。
Step.4 出産・分娩 妊娠10ヶ月~出産
- 出産・分娩を間近に控えたこの時期の定期健診:1週間に1回
出産・分娩を間近に控えたこの時期は、毎週1回診察を受けましょう。
出産の兆候が現れるまでは、ご自宅でお過ごしいただいて結構ですが、以下のような症状があった場合は、お産が始まった兆候ですので、すぐにご連絡ください。
また、以下の症状の他に異常がある場合もご連絡ください。
中期に起きる症状
陣痛が始まる | 15分~20分おきに規則的におなかが張ってくる。 |
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おしるし | うすい血性の分泌物がおりる。 |
破水 | 急にお湯(羊水)がおりる。 |
急患はいつでも受付けしてますので、妊娠中の陣痛、出血等異常があるときはお電話の上、ご来院してください。
Step.5 出産後
- 出産後の定期健診:1月に1回
出産後も母子ともに1ヶ月に1回程度の検診を受けましょう。
また、特に初産の方は不安がいっぱいだと思います。育児の第一歩である、沐浴や授乳、おむつ交換などを私たちと一緒に経験し、慣れていただきながら、育児のイメージづくりを行っていきます。ご希望があればお父さんの参加も可能です。
Step.6 産後ケア
- 退院し、ご自宅に帰ってからも、お母さんのことでお困りのことがあればお気軽にご相談してください。
へその処理、へそからの出血、乳房のケアやトラブル、母乳外来、母乳相談、赤ちゃんのうんちのご相談、おむつかぶれなど、新生児のマイナートラブルの対処法、育児相談などを行っております。また、女性の一生のパートナーとして健康をサポートいたします。